大腸内視鏡検査とは
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、肛門から内視鏡(細くて柔らかい管状のカメラ)を挿入し、大腸全体を直接観察する検査です。ポリープや炎症、がんなどの病変を早期に発見することができます。
特に以下のような症状がある方には、検査をおすすめしています。
- 便に血が混じる(血便)
- 便秘や下痢が続く
- おなかの張りや痛み
- 健診などで便潜血陽性と指摘された
- 家族に大腸がんの既往がある方
検査中にポリープなどの病変が見つかった場合、その場で切除や組織検査(生検)を行うことも可能です。
検査の流れ
01
事前診察(予約制)
まずは外来で診察を受けていただき、検査の必要性や注意点をご説明します。持病やお薬の確認も行います。
02
検査前日
消化のよい食事をとり、夕食は早めに済ませます。夜から下剤を服用していただきます。
03
検査当日
朝から専用の腸内洗浄液を飲み、腸の中をきれいにします。
検査は通常10〜20分ほどで終了し、軽い鎮静剤を使用してリラックスした状態で受けていただけます。
04
検査後
しばらく休んでからお帰りいただけます。ポリープを切除した場合は、飲食や運動などに制限がある場合があります。
検査費用
大腸内視鏡検査は、保険診療の対象です。費用は検査の内容や処置の有無により異なります。
| 検査内容 | 3割負担の自己負担額(目安) |
|---|---|
| 内視鏡検査のみ | 約5,000~7,000円 |
| 組織検査(生検)あり | 約7,000~10,000円 |
| ポリープ切除あり | 約12,000~20,000円 |
※上記はあくまで目安です。詳細は診察時にご案内いたします。
※検査当日は保険証をお持ちください。
